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長野マラソン

第11回長野オリンピック記念 長野マラソン
@長野市


受付のために前日から長野入り。
まずは駅近くのみよ田という蕎麦屋へ。
明らかにランナーな格好の人が結構居た。
ここでは十割蕎麦とカミさんがおやきセットを食って、うまかったんだけど、
店員がなんか要領を得ない感じで残念だった。


善光寺御開帳もあって長野市内はホテルも取れないほどの賑わいだけど、
ちょっと市街を離れて受付会場まで歩いていくとすぐのどかな雰囲気に。
受付を済ませたら電車で宿泊場所の戸倉へ向かい、そこでも萱という店で
軽くそば食って腹ごなしに歩いて戸倉上山田温泉街へ。


夕飯は歓楽街の真ん中にある怪しいうどん屋で軽く飲んで、おしぼりうどん
というのを食った。
辛味大根のおろしにうどんをつけて食うんだが、おろしがほんとに辛い。
ここに大量の味噌を入れるといいんだと。
確かにうまいけど、これは血圧が上がるのでは…。


ちょっと古めの安いホテルでもうさっさと寝て、次の日は4時起床。
一応温泉があるのでさくっとつかってから始発で長野市へ向かう。
で、思ったんだが、寒い。
勿論長野の朝は普通に寒いんだけど、なんかこう体の底から冷えると言うか、
胃がむかむかするというか、これって昔どっかで経験した感じ。
も、し、か、し、て、カゼ、ひいた?
ヤバイなあと思いつつ、平静を装って会場へ。
会場まで歩いてる内に太陽も出てきて、歩いたことによって寒さも薄まって、
今更ガタガタ言ってもしょうがないのでゆっくりとウォームアップ。
明らかに調子は良くない。
実は先週末にやった足に負荷をかける練習の疲労が右足首辺りに残ってしまってて、
これも調整失敗。
まあでもそんなこと言っててもしょうがないからね。
胃の調子は気がかりなので胃薬を飲んでスタート地点へ。
そんな奴出るなよ、って話やね。
ってかまあ、それ以前にいつも通り普通にお腹も下してるしな。


スタート前はゲストの高橋尚子登場。
喝采、すごい人気。
そしてQちゃんの挨拶がもうほんと素晴らしいというか心がぐっと高ぶるような
もの凄く元気をもらえるようなそんな太陽みたいな言葉で、アガった。
いろんな目的を持ったいろんな人がそれぞれの目的に向かって頑張って、
この日長野が世界一アツい場所になるように、ってまあ言ってることは有り勝ち
っちゃそうなんだけど、五輪の金メダリストの言葉には重みがある。
俺の目的は走った後のビール、だな。


8時半、しょぼい号砲でスタート。
対照的に沸き上がるランナーズの歓声。
約1分でスタート地点に辿り着き、手を振るQちゃんの顔を一目見てから俺的スタート。
さすがに最初は混雑してて1キロを5分ジャストで通過。
体が若干重いけど、善光寺の表参道に入る頃には大分軽くなってきて、
4分半ぐらいのペースを自然に刻めるようになる。
観光客含む応援が気持ちいい、ここから10キロ過ぎまでは快調ランナーズハイ。


15キロ過ぎた位から右足膝に疲労が出始める。
ちょっと早過ぎだよなあ、と思いつつもハーフまでは理想的なペース。
ただし、疲労感はじわじわと体を侵食し、ケツ割れみたいな筋肉痛が発生。
こんなん初めてやな。
どうも小刻みなアップダウンが俺に合わない気がする。
普通に登るのも下るのもいつも練習してるからそんなに弱くないと思うんだけど、
2,3メートル単位のちょっとした下りと登りの繰り返しはイヤだ。
登るならガシッと登る、下るならぐいぐい下る。
どっちかにして欲しいところ。
後道路が結構ぼこぼこしててこれも苦手やなあ。


17キロぐらい、エムウェーブの出口辺りでQちゃんが選手を応援してて、
ハイタッチ、と思ったけど他のランナーが多くて出来なかった。
でもまた元気になって後半戦へ。
28キロ過ぎ、後1/3というところで今日は厳しいな、という疲労感。
タイム的にはほぼ予定通りに3時間15分ペースだけど、このままのペースの維持が
非常に辛い感じ。
35キロぐらいまではそれでもなんとかかんとか自己ベストを、と思いつつ走って
いたんだけど、最後5キロでペースアップ、という力はまだ無かった。
またQちゃんが応援してくれてる場所があって、もうその頃は大分ランナーが
ばらけていたので、今度こそハイタッチ、と思ったら、前を走ってたアロハシャツが
Qちゃん前で立ち止まって話し出したのでまたもスルー(泣)。
アロハ、てめえ、と思ったがまた奴が速いんだ。
俺と同じぐらいで走りながら全然余裕綽綽。
アレぐらい走れたらいいなあ、と思う。


結局そこから全然ペースが上がらないままずるずると4分50秒/キロのペースに
落ちつつオリンピックスタジアムへ。
スタジアム前でカミさんが待ってて、「あかんかった、バテた!!」と言ったけど、
ああお陰様で無事走ってこれましたという感謝もあって、もうここまできたら勝ちも
負けもないなあ、と思ったらすっと体が軽くなった。
「みなさんの応援のお陰です」とか良くスポーツ選手が言うのは、穿った見方すれば
そんなことないだろ、自分の力だろ、みたいに思えるけれど、少なくともマラソン
3時間以上かかるようなランナーにとっては応援の力はとても大きくて、
ちっちゃな女の子に手を振られただけでもどこからか力が沸いてきたりする。
それだけ精神的な部分に負うところの多いスポーツなんだと思う。
スタジアムの俺の前にはいかにもランナーって感じの精悍なおじさんが、娘さんの
手を引いてゴールに向かっていて、俺は追い抜く時に2人に向かって拍手して
とても幸福な気分でゴールした。


3時間18分55秒 (自己計測ネットタイム)
グロスだと3時間20分、総合順位なのかどうかはわからんが720位ぐらいだそうです。


3時間15分の目標はおろか自己ベストにも30秒程及ばなかったわけだけど、
風邪気味、調整失敗、でこぼこ道路、小刻みなアップダウン、暑過ぎる天候、
というような悪条件の中前回とほぼ同じタイムで走れたことを良しとしたい。
そしてレース直後で足ガタガタの俺のためにカミさんが買ってきてくれた多分キリンの
生ビールは良く冷えていて、ウマイ!!
最高やね。


もう少し頑張って練習して、まずは3時間15分、あと3時間10分切りまでまずは
記録を伸ばしたい。
サブスリーの厳しさは今となっては本当に身にしみて感じるのでまずはそこへの
足がかりというかあと10分縮めるにはどうすればいいか、というレベルに進まないと
ただの夢でしかないと思う。
やっぱり圧倒的に足りないのは距離だね。
サブスリーって月300走らないとダメっていうもんね。
今年は月150でいいと思ってるから、まずはそれを達成するように頑張ろう。
次は秋予定、だけど目標大会は選定中。
初マラソンの河口湖に戻ってみようか、それともまた新しいところに行こうか、
まあゆっくり考えよう。


その後は長野市に戻って取りあえずラーメン食って(名前忘れたけど旨かった。
ぐるなびとかにのってるみたい。塩カツオ、みそにんにくのスープがおススメの店)、
まあ当然だけどまたビール2杯も飲んで(餃子も旨くてついつい)、それから一旦ホテル
に帰って寝た。
さすがに日曜は空いてるらしくて、長野駅横のメトロポリタンを予約してたんだけど、
すっげキレイで高級感溢れる感じ。
これで1人9000円ならいいよな。


夜は焼肉を食べて、締めにまた信州そば食おうということになったんだけど、
ちゃんとした蕎麦屋はもうやってなくて、仕方なく駅前の観光チックな店に入って
酒とツマミとざる蕎麦を頼んでみた。
ら、いつも食ってるような安い蕎麦やの蕎麦で、う〜ん比べるとおいしくない。
確かに信州そばとは一言も書いてない。
味音痴の俺でもわかる、ちゃんとした信州そばは旨い。
後せっかくなので長野の地酒も飲んだんだけど、これもなんかイマイチ俺の嗜好に
合わないというか、華やかさはあるけどなるっとした味が苦手だ。
ポン酒は辛くてガシッとしていて欲しい。


そんな感じで長野マラソン遠征2日目までこんな感じで終了。
すっげ日焼けして顔イタイ。