カミナリ族presents
『ULTIMATE MUZIK! -Do U resist?-』
@渋谷WOMB
クラブ以外でWOMBに来るなんて思わなかったですが、
一年前の閏日にボーイズノイズで踊りに行って以来やね。
ぎゅうぎゅう詰めにならないウームはとても新鮮だ。
まあ俺は既に知ってるからいいけど、普段クラブ行かん人がいきなり
ウームっつわれてもあんな場所絶対わからんよな。
そのためにお兄ちゃんが待ってるんやろうけど。
なんで店名をどこにも出さないのか、これはきっと昨今のクラブの
営業時間の問題と絡んでいたりするのかも、なんて思う。
・スガダイローTRIO
開演丁度ぐらいに入場して、コインロッカーに荷物入れてたら
既にカオティックな演奏が聞こえてきて、行ってみたら笠被って
股旅姿の3人がフリープログレみたいのやってた。
この段階で既にステージ前にはそれなりに人がいる感じ。
オシャレな女の子も目立つなあ。
スガダイローを生でみるのはは初めて。
昔BOYCOTT RHYTHM MACHINE Ⅱという企画アルバム(&DVD)でAxSxEと
演ってたのが超印象的。
インタビューで「俺は人の音聞かないから。聞こえる音しか聞かない。」
みたいに言ってて、それにAxSxEの暴虐ギターが絡むというヒリヒリするような
緊張感溢れる共演。
話逸れるけど、あのアルバムは一枚そのまま全て凄い。
出演者を見てぐっと来る人は絶対にDVD付きで買って損はないと思う。
そのスガダイローなんだけど、グランドピアノに向き合って斜め後ろから
見る形になってるし笠被ってるので顔は見えず。
そういう弾き方あるの？みたいなむちゃくちゃな弾きっぷり。
あんなんやっててピアノ壊れないのかね。
他にサックスとドラマーが居て、サックスは間を置きつつなんかの
タイミングでフリーな旋律吹きまくり。
凄かったのはドラマーで殆ど止まることなくずっとフリーリズムを
ガンガンに叩いてて、後半口空いてしんどそうに見えたぐらい。
(吉田)達也かと思ってたけど全然違う若い人だった。
良く良くみればそこまでうまい、とか凄い、というわけでもないと思った。
そんなフリーでメチャクチャな感じで30分。
凄いけど、飽きるな。
メルツバウのノイズ1時間は平気なんやけど、なんでやろ。
その後DJあらかじめきめられた恋人達へ、のDJが始まって、
しばらくするとそれに合わせてフロア横のポールでショーが始まる。
中華テイストの服を着た女性がポールショー、エロなし。
水着でやってくんないかな、と思ってたら、次に反対側のポールで
水着どころか下着でくるくる、エロエロ。
これは、と思ったがあまりにもポールに近い位置に居て恥ずかしくて
思わず後ろに逃げた。
どっちかが秋元つばささんで、どっちかがShu Wunさんだそうです。
ノンエロにせよエロにせよ確かに凄いね。
その後ナツメンがセットを準備するのを結構前方で待つ。
あら恋のDJがクリムゾンの精神異常者のミックスかけてて超カッコイイ。
けど音が異常にうるさかった。
で、ナツメン前にナビゲーター役の茂木淳一が出てきてくだらんこと喋る。
俺はもう去年末のCDJでミドリカワ見た時から一瞬でキライになって
しまったので周りのみなさんのように好意的に自然に笑えなかった。
だってつまんないんだもんよ。
・NATSUMEN
茂木どんが去ってナツメン登場。
年末CDJ以来、復活後3回目。
ONExMORExSUMMERxSHITの白いTシャツを長袖の上に重ね着した
女の子が俺の前に突っ込んで行って、良くみたらアインちゃんじゃん。
普通にファンになってるよ。
復活後一番良かったんじゃないかと思う演奏で、ラスト2曲の
「Newsummerboy」「Natsu no Mujina」の流れ以外ではAxSxEもちゃんと
ギター弾いてた。
あ、でも1曲ギターないパートが3分ぐらいあって、そこは椅子にあぐらかいて
座って煙草吸いながらなんか酒飲んでた。
でも「ムジナ」も結構最後の方までギター壊さずに弾いてた。
山本達久のドラムにも俺が慣れてきてしっくりきたというか違和感的な
ものがなくなって安心して楽しめた感じ。
後新曲の「No Reason 〜」いいね。
また聞きたい。
でもやっぱり「Phills to 〜」のホーン隊が入る時にアインちゃんが
手を振り下ろす姿を見られないのは寂しい。
俺のちょっと前でノリノリなのが複雑。
それはさておき、約1時間、いいライブでした。
22日も行こうと思うし、4月も行こうと思う。
復活後は危ういかな、なんて思ってたけど、なんか安定感でてきた
ような気もするし、このまま夏まで突っ走って欲しいものだ。
・JOY HEIGHTS
その後またあら恋DJでポールショーとか茂木の喋りがあって、
先月のマッドハニー対バン以来のエンジョイジョイジョイジョイハイツ。
今回も大友さんがツマミ的な機材を持ち込んでノイズだったり
なんだったりを織り交ぜていい感じ。
相変わらず達っちゃんもいい調子。
「この街でフリーセックスは許さん！」とか意味わかんね。
前回見た時また少々否定的な感想を書いたんだけど、初めて見た時
よりは断然良く思っていて、今回もそんな期待とかしてなかったけど、
本当にとても良かった。
1時間弱だったんだけど、最後の曲、後半で華やかに展開するような
部分があって、ああこれは俺が大好きなパターンだ、と思って感動した。
なんつかバンド的にもこなれてきたのかもしれんね。
単独行くかと言われるとまだ迷うんだけど、また見たいとは思う。
そしてベースのtatsuが一番知名度低いと思うけどすごい存在感だと思う。
さらにライブ中にまたポールショーが始まって、大友さんが指笛を
吹いてた。
フロアはだいたい埋まってて、なんか夜のイベントと間違ったかのような
ギャルっぽいのもいたけど、多分その後クラブになったんだよね。
思ってた以上に早く終わったのでそう思った。
なんか今年はずっと行くライブ行くライブで素晴らしいものが見れてる。
ありがたい限りだ、本当に。
